“自分でやりたい”を叶える住まい
第1回 「頼れる相棒がいれば、どこまでも歩ける」
~ロック付き歩行器で、自分の足で暮らす安心を~

ひとりで歩けるって、やっぱりうれしい

「手を借りずに、自分で歩きたい」
その気持ちは、年齢を重ねても変わりません。
しかし実際は、足腰の衰えやふらつきによって、ほんの数歩の移動さえ不安になってしまうこともあります。

そんなときに支えとなるのが、ロック付き歩行器です。
しっかりと体を預けられ、必要なときにはブレーキで固定。
「自分の足で歩ける安心感」を支えてくれる、心強い存在です。

歩行器は「移動のための道具」だけではありません

歩行器の役割は、単に“支える”ことだけではありません。
大切なのは、「自分でできることを増やす」こと。
それが自信や意欲につながり、毎日の暮らしに前向きな力を与えてくれます。

例えば、

  • トイレに行くときもひとりで移動できる
  • 台所で立っていても、途中で腰をかけて休める
  • 転倒の不安が減り、家の中を自由に歩ける

歩行器は、自立を支える生活道具です。

安心を支える「ロック機能」の大切さ

さまざまな種類の歩行器がありますが、高齢の方におすすめなのが、ロック機能付きタイプです。
手元のブレーキを握るだけでタイヤが止まり、駐車ブレーキのように固定することも可能です。

  • 止まりたいときにピタッと止まる
  • 転倒の不安が少なくなる
  • 手すり代わりにもなる

玄関や廊下、ちょっとした段差など、歩行中に「ここで止まりたい」と思ったときに安全に止まれる安心感は、実際に使ってみて初めて実感できます。

歩行器を活かすには、住まいの見直しも大切です

歩行器が本領を発揮するためには、家の中の動線や段差にも目を向ける必要があります。

  • 廊下や部屋の入口が狭い
  • 小さな段差が多く、つまずきやすい
  • 扉の開け閉めに力が必要

こういったことがあると、せっかくの歩行器も使いにくくなってしまいます。

たとえば、
開き戸を引き戸に変える、段差にスロープを設置する、滑りやすい床を改修するといったちょっとしたリフォームで、歩行器をもっと快適に活用できる環境になります。

できることが増えると、暮らしが変わる

「歩行器を使うのは、少し抵抗がある」と感じる方もいらっしゃいます。
でも、歩行器は「できなくなったから使う」のではなく、
「できることを増やすために使う」ものです。

少しの工夫で、「ひとりでできること」が増えます。
それは、ご本人の自信や生活の充実感につながっていきます。

まとめ

  • ロック付き歩行器は、自立した移動を支える頼れる存在
  • 転倒リスクの軽減、安心感、自信の回復につながる
  • 動きやすい住まいとの組み合わせで、より快適に
  • 自分の力で動けることが、暮らしの質を大きく変える

ご相談・お問い合わせ

「歩行器が使いやすい動線に変えたい」
「廊下や玄関の段差が気になる」
そんなときは、お気軽にご相談ください。

ご本人の“やりたい”を応援する住まいづくりを、一緒に考えてみませんか?

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