“自分でやりたい”を叶える住まい
第2回 「お風呂くらい、自分で入りたい」
〜足腰の負担を減らして、ひとり時間を守る〜

「まだまだ自分のことは自分でやりたい」
そう思っていても、年齢とともに少しずつ、今まで当たり前にできていた動作に不安を感じることが増えてきます。

特に入浴は、浴槽をまたぐ・しゃがむ・立ち上がるなど、多くの動作を必要とし、体への負担が大きくなりがちです。

そこで、足をかけやすい広い縁が特徴の「エプロン(浴槽の縁)が広く設計された浴槽」が、安全性を高める工夫のひとつとして使われています。

こんな方に向いています

エプロン(浴槽の縁)が広く設計された浴槽は、特に次のような変化がある方におすすめです。

  • 下肢筋力が低下している方
     足を高く上げづらく、またぐ動作が不安定になってきている方
  • 膝や股関節などに痛みがある方
     変形性関節症・腰痛・脊柱管狭窄症などで、しゃがむ・立つ動作がつらい方
  • バランス感覚が弱くなってきた方
     軽いふらつきがあり、浴室内での転倒リスクが気になる方

安心してまたげる、工夫されたかたち

広いエプロン付きの浴槽は、以下のような点で安全性を高めます。

  • 足をかけやすく、動作を分けてゆっくり行える
  • 浴槽の縁を「一時的なステップ」として使える
  • 手すりとの併用で、安定した支持点を確保しやすい

「浴槽をまたぐ」行為自体のリスクを下げることで、入浴時の不安を和らげる設計になっています。

入浴の自立が「生活の自信」につながる

お風呂に自分の力で入れるという感覚は、身体的な安心だけでなく、精神的な自信にもつながります。

誰かに頼らずできることがあるということは、日々の生活に前向きな気持ちをもたらしてくれます。

ご自宅に合わせた設置で、安心をカタチに

浴槽の設置にあたっては、既存の設備やお住まいの構造との相性も大切です。

私たちは、現地確認のうえで最適な設計をご提案し、無理のない範囲でのリフォームをお手伝いしています。

「そろそろお風呂が心配になってきた」
そんなタイミングこそ、自立した暮らしを続けるための見直しどきかもしれません。

お気軽にご相談ください。

介護保険での住宅改修を検討する際には、ぜひ一度ご相談ください。経験豊富なプロが適切な工事内容をご提案します!